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クボタのコンバイン中古相場|条数別の価格を69件で調査


クボタのコンバイン中古相場|条数別の価格を69件で調査
📑 目次

※本記事はプロモーションを含みます。

クボタのコンバインの中古は、掲載サイト1つで数えた69件が351,120円〜780万円(税込)、中央値143万円でした。

いちばん多いのは2条刈りの22件で、中央値は104万円です(2026年10月11日取得)。

「2条や3条の中古はいくらくらいか」「買い替えるなら、今のコンバインはどうするか」。

そんな方に向けて、自分で数えた掲載データと、クボタ公式の資料を並べます。

先に答え。クボタのコンバインの中古(2026年10月11日取得)

UMMの掲載69件(税込)
価格の幅351,120円〜7,800,000円
中央値1,430,000円
いちばん多い条数2条刈り22件。中央値1,040,000円
いちばん多い価格帯100万円〜200万円未満が24件
除いた掲載0件(価格が応談・SOLDの掲載はなかった)

出品者が付けた掲載価格です。成約した価格ではありません。

手元の機械を売る側の方へ。上の金額は出品者が付けた売値で、買い取りの金額とは別物です。自分の機械の金額を知りたいときは、複数社に見積もりを聞く入口へ進んでください。

私は飼料と畜産資材の代理店営業を13年やりました。

コンバインを買った経験はありません。

だから体験談は書かず、数えたデータと公式の資料を整理する立場で書きます。

クボタのコンバイン中古相場(早見表)

条数別の件数・最安・最高・中央値です。

条数件数最安最高中央値
2条刈り22件460,000円2,680,000円1,040,000円
3条刈り21件351,120円2,980,000円1,329,900円
4条刈り18件858,000円7,800,000円2,819,950円
5条以上(すべて6条)5件3,980,000円5,497,800円5,280,000円
条数の記載なし3件365,750円1,856,250円1,144,000円
全体69件351,120円7,800,000円1,430,000円

価格帯で分けると、次のとおりです。

価格帯(税込)件数
50万円未満4件
50万円〜100万円未満16件
100万円〜200万円未満24件
200万円〜300万円未満13件
300万円〜500万円未満7件
500万円以上5件

69件のうち44件は200万円未満でした。

どう数えたか

使ったのは中古農機市場UMM(ummkt.com)です。

2026年10月11日に、分類「コンバイン」の一覧(143件)を最後のページまで取得しました。

メーカー欄が「クボタ」で状態が「中古」のものが69件です。

メーカー別ではクボタがいちばん多く、イセキ31件、ヤンマー27件、三菱16件(「ミツビシ」表記の1件を含む)と続きます。

価格が「応談」の掲載と、SOLD・商談中の表示がある掲載は除く決まりで数えました。

この日のクボタ69件には、どちらもありませんでした。除いた掲載は0件です。

なお、メーカー欄が別のメーカーになっているクボタの掲載が、ほかに1件ありました(型式WR460・2,180,000円。翌10月12日に確認)。

メーカー欄で数える決まりなので、69件には入れていません。

条数は、掲載に書いてあるものをそのまま数えています。

条数の欄に記載があったのが52件、説明文に「◯条刈」とあったのが14件、どこにも記載がなかったのが3件です。

型式からの推測はしていません。

これは出品者が付けた掲載価格で、成約した価格ではありません。

1つのサイトの1日分なので、別の日や別のサイトでは数字が変わります。

条数別の相場

2条刈りは46万〜268万円(22件)

中央値は1,040,000円です。

50万円未満が2件、50万円〜100万円未満が9件、100万円〜200万円未満が8件、200万円以上が3件でした。

200万円以上の3件は、ER220(2,270,000円・148時間)、KR217(2,480,000円・38時間)、KR220(2,680,000円・42時間)です。

KR217とKR220は、クボタの製品ページにいまも載っている型式です。

使用時間の記載は17件にあり、38〜701時間、中央値は210時間でした。

3条刈りは35万〜298万円(21件)

中央値は1,329,900円です。

100万円〜200万円未満が12件で、半分を超えます。

50万円〜100万円未満は6件でした。

型式の記号ではARNが12件を占めます。

使用時間の記載は20件にあり、175〜1,090時間、中央値は378時間です。

最安の351,120円はSR35Gで、説明文に「部品取りなどにご活用ください」とありました。

4条刈りは86万〜780万円(18件)

中央値は2,819,950円です。

200万円〜300万円未満が8件、300万円〜500万円未満が5件でした。

100万円未満は1件だけです。

最高の2件は、KR448(7,700,000円・44時間)とDR472(7,800,000円・123時間)です。

どちらも製品ページにいまも載っている型式でした。

この2件を除いた16件は、858,000円〜4,397,800円、中央値2,754,950円です。

使用時間は18件すべてに記載があり、44〜1,048時間、中央値は622時間でした。

5条以上は6条の5件で398万〜550万円

条数の記載があった66件に5条はなく、5件すべてが6条刈りです。

ER6120が4件(うち1件はER6120RE)、WR6100が1件でした。

中央値は5,280,000円です。

使用時間は700〜1,663時間です。

新品の公式価格と並べると

クボタの製品ページに載っているメーカー希望小売価格(税込)から、4つを抜き出します。

2026年7月1日現在の参考価格で、販売価格は各販売店が決めます。

条数型式メーカー希望小売価格(税込)
2条ER211N・ER213N1,716,000〜2,750,000円
2・3条KR217・KR220・KR321・KR3233,597,000〜6,160,000円
3・4条KR334・KR338・KR438・KR4487,227,000〜12,969,000円
4条DR47212,496,000〜17,160,000円

2条のER211N・ER213Nは新品で1,716,000円からです。

2条の中古22件のうち、これより高い掲載が4件ありました。

型式も仕様も違うので、差額をそのまま「得」とは読めません。

型式の記号で見る価格帯

型式の先頭の英字でまとめました。

掲載に出てきた記号だけを載せます。

販売の時期は、クボタ公式の「販売年度検索」で型式ごとに調べた値です。

69件すべての型式が検索に出ました。

記号件数掲載価格(税込)中央値公式で調べた販売の時期
ER31件720,000〜5,497,800円2,219,800円開始2008〜2017年。終了2014〜2024年(1件は販売中)
ARN22件500,000〜2,750,000円1,232,000円開始2005〜2006年。終了2008〜2011年
AR6件460,000〜900,000円688,600円開始2002〜2004年。終了2004〜2005年
KR3件2,480,000円・2,680,000円・7,700,000円—開始2022〜2024年。販売中
SR3件351,120円・365,750円・980,000円—開始1995〜1996年。終了1998〜2000年
WR2件2,950,000円・3,980,000円—開始2011年・2014年。終了2014年・2019年
DR1件7,800,000円—2023年〜販売中
S1件1,380,000円—2011年

ERとARNの2つで53件、全体の4分の3を超えます。

ARは6件すべてが90万円以下でした。

件数の多かった型式と、発売当時の価格

販売年度検索には、発売当時のメーカー希望小売価格(税別)も出ます。

3件以上あった7つの型式を並べます。

型式件数中古の掲載価格(税込)発売当時の価格(税別)販売の時期
ARN320(3条)5件1,320,000〜1,430,000円3,050,000〜3,840,000円2006〜2010年
ER438(4条)4件1,779,800〜3,599,200円5,100,000〜7,828,000円2010〜2016年
ER447(4条)3件2,219,800〜2,759,900円6,030,000〜8,258,000円2010〜2016年
ER6120(6条)3件4,899,400〜5,497,800円13,500,000〜16,602,000円2013〜2018年
ARN323(3条)3件599,940〜1,512,500円3,500,000〜4,290,000円2006〜2010年
ARN216(2条)3件512,050〜1,380,000円1,920,000〜2,580,000円2006〜2011年
ER213(2条)3件968,000〜1,180,000円1,650,000〜1,950,000円2008〜2014年

型式は、掲載の型式の先頭と一致する公式の型式名でまとめました(ER456HDMQW2はER456、ER211NG-WはER211N)。

公式で別の型式名になっているER6120REの1件は、ER6120の3件に入れていません。

クボタは、表記は発売当時の情報で、過去のすべての製品を載せているわけではないと注記しています。

安い個体の共通点・高い個体の共通点

69件を価格の順に並べ、安いほうの17件と高いほうの17件を比べました。

掲載データから言えることだけを書きます。

安いほうの17件高いほうの17件
掲載価格351,120〜900,000円2,750,000〜7,800,000円
条数2条8件・3条7件・4条1件・記載なし1件4条11件・6条5件・3条1件
記号ARN7件・AR6件・SR2件・ER2件ER12件・WR2件・ARN・KR・DR各1件
販売の時期15件が2011年までに販売終了16件が2014年以降に販売終了か、販売中
使用時間(中央値)439.5時間(記載16件)605時間(記載17件)

安い17件に共通していたのは、条数が少ないことと、販売が終わった時期が古いことです。高い17件は、4条以上で、販売の終わりが新しい型式に集まっていました。

販売が終わった時期で69件を分けると、中央値はきれいに並びます。

公式で調べた販売終了の時期件数掲載価格(税込)中央値
2005年まで9件351,120〜980,000円637,780円
2006〜2011年23件500,000〜2,750,000円1,320,000円
2012〜2016年16件900,000〜3,599,200円2,219,800円
2017年以降16件780,000〜5,497,800円2,790,000円
販売中5件720,000〜7,800,000円2,680,000円

「販売中」でいちばん安い720,000円はER211Nで、掲載の自走可否の欄が「自走不可」でした。

69件のうち自走不可はこの1件です。

使用時間は、同じ条数の中で比べる

全体で見ると、高い17件のほうが使用時間は長めでした。

使用時間の中央値は2条210時間・3条378時間・4条622時間で、条数の多い機械ほど時間の長い掲載が多かったからです。

使用時間が長いほど高い、という意味ではありません。

同じ条数の中で比べると、並びは逆になります。

使用時間2条の中央値3条の中央値4条の中央値
300時間未満1,280,000円(11件)1,471,250円(8件)5,649,600円(4件)
300〜600時間未満580,000円(5件)1,287,000円(6件)2,964,500円(4件)
600〜1,000時間未満512,050円(1件)1,072,500円(5件)2,519,950円(8件)
1,000時間以上—351,120円(1件)2,109,800円(2件)

どの条数でも、使用時間が短い帯ほど中央値が高くなりました。

4条の300時間未満の4件には、販売中の型式のKR448とDR472が入っています。

件数の少ない枠が多いので、目安として見てください。

整備状況は54件が空欄で、「整備済み」は9件(900,000〜2,700,000円)でした。

整備の有無と値段の関係は、このデータでは言えません。

買う前に確かめること

クボタが挙げる4つのチェックポイント

クボタは「中古農機の購入をご検討の方へ」で、次の4つを挙げています。

  1. アワーメータ。使用年数が同じでも、使用時間によって機械の状態が異なる
  2. 整備状況。整備済か未整備か。未整備のまま販売されている機械もある
  3. 取扱説明書の有無。安全な取り扱いに欠かせないもの
  4. 購入先。機械の状態を把握・評価でき、アフターサービスも任せられる農機販売店からの購入をすすめている

農林水産省の留意事項

農林水産省の「個別農業機械別留意事項」は、コンバインなど穀物用収穫機の中古についてこう書いています。

  • 安全装備の状態と、取扱説明書の有無を確認する
  • 適切な整備を行っているものを購入するか、適切な整備を行う
  • 中古農業機械査定士など、第三者の評価を参考にする
  • 引き渡しのときに、機械の操作と安全装置の説明を受ける

同じ資料には、道路を走行できない機械はトラック等で運搬すること、とも書かれています。

現物で見る箇所。クボタのセルフチェックシートから

クボタは、コンバインの点検項目をまとめたセルフチェックシートを公式サイトで配っています(2〜3条用と4条以上用)。

そこに載っている項目のうち、現物を見るときに確かめやすいものを挙げます。

  • 刈刃(受刃):刃が摩耗、破損していない
  • 引起し爪:摩耗、破損、倒れがない
  • こぎ胴・受アミ・こぎ歯:目詰まり、摩耗、破損、変形がない
  • わら切刃・カッタ刃:破損や摩耗がない。わら切刃は200時間ごとに交換(使用条件により異なる)
  • クローラ・転輪・クローラガイド:摩耗、ひび割れ、たわみ、ガタがない
  • 各ベルト・各チェーン:ゆるみ、摩耗、破損がない

シートには、型式によって内容が異なることも書かれています。

その型式の取扱説明書と合わせて確かめてください。

農研機構は、自脱型コンバインの安全装備として、手こぎ作業時の緊急停止装置、カッタの防護、カッタ自動停止装置、オーガ排出口の防護を紹介しています。

今のコンバインを手放すなら

代理店の営業で農家を回っていたころ、「この機械、金になるかね」と聞かれることがありました。

機械の金額は、型式と状態を見た業者にしか出せません。

今回数えたのは「売りに出ている価格」です。

買取の金額はこれとは別で、掲載価格から逆算はできません。

下取り・買取業者・処分の違いと、手放したあとの廃車申告はコンバインの買取と処分にまとめました。

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よくある質問

Q. クボタのコンバインの中古相場はいくらですか?

A. 2026年10月11日にUMMで数えた69件は351,120円〜7,800,000円、中央値は1,430,000円でした。

中央値は2条が1,040,000円、3条が1,329,900円、4条が2,819,950円です。

掲載価格であり、成約した価格ではありません。

Q. 中古のコンバインは、何時間くらい使われたものが多いですか?

A. 使用時間の記載があった63件は38〜1,663時間で、中央値は476時間でした。

300時間未満が23件、300〜600時間未満が15件、600〜1,000時間未満が20件、1,000時間以上が5件です。

Q. 中古の年式はどう調べればいいですか?

A. UMMの掲載には年式の欄がありませんでした。

クボタ公式の「販売年度検索」に型式を入れると、販売開始年と販売終了年、発売当時の価格(税別)が出ます。

その機械が作られた年そのものは、出品者に聞いてください。

Q. コンバインの耐用年数は何年ですか?

A. 国税庁の耐用年数の表では、農業用設備は7年です。

これは減価償却に使う年数で、機械が使える年数を示すものではありません。

まとめ

  • クボタのコンバインの中古は、UMMの掲載69件で351,120円〜7,800,000円、中央値1,430,000円
  • 中央値は2条1,040,000円・3条1,329,900円・4条2,819,950円。6条の5件は3,980,000円から
  • 安い掲載は、条数が少なく、販売が終わった時期が古い型式に集まっていた。同じ条数の中では、使用時間が短い帯ほど中央値が高かった
  • 買う前に、使用時間・整備状況・取扱説明書・安全装備を確かめる

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参考文献・出典

下記のページを2026年10月11日に開いて確認しました。

価格と掲載内容は変わります。

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この記事は、農業と畜産を営む家で育った経験と、飼料営業として担当エリアの現場で見聞きしたことに基づいています。 個別の経営判断は、必ず担当の税理士・士業・JA・農業委員会等にご相談ください。

この記事を書いた人

さんぼう君

実家は農業と畜産。その実家の「売り先が限られている/やり方次第でもっと稼げるはず」 という課題を追ううちに、畜産・農業経営の知識を深く積み上げてきました。 現場で学んだ「リアルな農業経営」を、業界外の人にもわかる言葉でお伝えしています。

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