▸ 設備・農機の話

耕運機の中古相場|管理機も含め110件をメーカー別に調査


耕運機の中古相場|管理機も含め110件をメーカー別に調査
📑 目次

※本記事はプロモーションを含みます。

耕運機の中古は、掲載サイト1つで数えた110件(管理機を含む)が7,000円〜88万円(税込)、中央値98,000円でした。

110件のうち56件、ちょうど半分が10万円未満です(2026年10月18日取得)。

「中古の耕運機は、いくらくらいで買えるのか」「メーカーで値段は違うのか」。

そんな方に向けて、自分で数えた掲載データを、価格帯別・メーカー別・整備の状況別に並べます。

先に答え。耕運機・管理機の中古(2026年10月18日取得)

UMMの掲載110件(税込)
価格の幅7,000円〜880,000円
中央値98,000円
価格帯10万円未満56件・10万〜20万円未満38件・20万円以上16件
メーカー別の件数クボタ32件・イセキ20件・ヤンマー18件・ホンダ13件・三菱13件・ほか14件
整備の状況整備済み17件の中央値165,000円、未整備18件の中央値74,000円

出品者が付けた掲載価格です。成約した価格ではありません。

手元の機械を売る側の方へ。上の金額は出品者が付けた売値で、買い取りの金額とは別物です。自分の機械の金額を知りたいときは、複数社に見積もりを聞く入口へ進んでください。

私は飼料と畜産資材の代理店営業を13年やりました。

耕運機を買った経験はありません。

だから体験談は書かず、数えたデータと公式の資料を整理する立場で書きます。

耕運機の中古相場(早見表:価格帯別)

価格帯(税込)件数
5万円未満21件
5万円〜10万円未満35件
10万円〜20万円未満38件
20万円〜30万円未満10件
30万円以上6件
合計110件

20万円未満が94件で、全体の8割を超えます。30万円以上は6件だけでした。

30万円以上の6件は、クボタのK75(35万円)・TA1050(38万円)・TA800(47万1,000円)・TA800N-SC(62万円)、イセキのKVR753-HX(32万8,000円)、ヤンマーのAC-10V(88万円)です。

AC-10Vは、説明文に「乗用耕うん機」と書かれた、人が乗って使う機械でした。

どう数えたか

使ったのは中古農機市場UMM(ummkt.com)です。

UMMでは、耕運機の仲間が「管理機」と「耕運機」の2つの分類に分かれています。

2026年10月18日に、両方の一覧(管理機89台・耕運機28台)を最後のページまで取得しました。

状態が「中古」で価格の数字があるものは、117件全部でした。

そこから7件を除いて、110件を数えました。

  • 説明文に「パーツとしてのご購入をおすすめいたします」とあった6件(6,000円〜15,000円)。動く機械の相場と分けるため、外しました
  • 分類は管理機でも、説明文が「ブームスプレイヤー」(薬をまく機械)だった1件

価格は一覧の表示(税込)です。

110件すべてで、詳細ページの税込価格と一致することを確かめました。

これは出品者が付けた掲載価格で、成約した価格ではありません。

1つのサイトの1日分です。

保管場所は三重県31件・栃木県24件・新潟県15件・山梨県13件で、この4県で全体の4分の3を占めます。

「耕運機」と「管理機」で分けると

UMMの分類件数最安最高中央値
管理機82件14,500円620,000円86,500円
耕運機28件7,000円880,000円124,000円

どちらの分類に入れるかは、出品者が決めています。

同じクボタのTRS60やTMA350が、両方の分類に載っていました。

呼び方の違いで機械を分けるより、型式と馬力で見るほうが確かです。

クボタの公式サイトでも、「ミニ耕うん機」と「管理機・テーラー・耕うん機」の2つのページに分けて製品が載っています。

メーカー別の相場

メーカー件数最安最高中央値
クボタ32件14,850円620,000円144,500円
イセキ20件34,155円328,000円104,115円
ヤンマー18件36,500円880,000円124,000円
ホンダ13件16,500円128,000円81,675円
三菱13件14,500円228,000円68,000円
ほか14件7,000円175,560円約53,000円

「ほか」は、マメトラ・オーレック・関東農機・太昭農工機・マキタ各2件、KALTIVA・ロビン・シバウラ各1件、メーカー欄が「ー」の1件(説明文は「充電式電動耕うん機」)です。

この表は、メーカーの優劣を示すものではありません。

載っている機械の大きさが違うからです。

たとえばホンダの13件は、最高でも128,000円でした。

小型の機械が多く載っていた、ということです。

クボタは、30万円以上の6件のうち4件を占めていました。

メーカー別に、価格帯の件数も並べます。

メーカー5万円未満5万〜10万円10万〜20万円20万〜30万円30万円以上
クボタ4件7件12件5件4件
イセキ2件7件9件1件1件
ヤンマー2件5件7件3件1件
ホンダ5件5件3件0件0件
三菱2件6件4件1件0件

クボタだけを詳しく見た記事もあります。

クボタ耕運機の中古相場では、10月9日に数えた28件と、型式ごとの新品の公式価格を並べました。

整備済みと未整備で、中央値は2倍以上違う

UMMの詳細ページには「整備状況」の欄があります。

整備状況件数最安最高中央値
整備済み17件39,800円880,000円165,000円
未整備18件14,500円471,000円74,000円
記載なし75件7,000円620,000円89,100円

この日の掲載では、整備済みの中央値は、未整備の2倍を超えました。

ただし、整備済みの17件には88万円の乗用耕うん機も入っています。

機械の大きさがそろっていないので、差の全部が整備の分とは言えません。

110件のうち約7割の75件は、記載なしでした。

記載がないときは、出品者に整備の内容を聞くのが確かです。

買う前に確かめること

使用時間は、ほぼ書かれていない

使用時間(アワーメーター)の欄は、110件すべてが空欄でした。

クボタは「中古農機の購入をご検討の方へ」で、アワーメータの確認を勧めつつ、「アワメータのない機種もあります」と注記しています。

耕運機は、使用時間ではなく、整備の状況と実物で判断することが多くなります。

クボタが挙げている確認点は、アワーメータ・整備状況・取扱説明書の有無・信頼できる農機販売店から買うことの4つです。

部品がいつまで出るか

井関農機の「よくあるご質問」は、日本農業機械工業会のガイドラインとして、耕うん機の補修用部品の供給年限を製造打ち切り後9年としています。

全ての部品がその年限でなくなるわけではない、とも書かれています。

古い型式を買うときは、部品がまだ出るかを販売店に聞いてください。

三菱の機械を検討する場合は、三菱マヒンドラ農機が2026年9月30日に農業機械事業を終え、部品と保証の窓口が変わっている点も知っておいてください。

詳しくは三菱マヒンドラ農機の解散・撤退にまとめました。

新品の価格と並べてみる

クボタ公式のミニ耕うん機のページでは、いちばん小さいTMS200(2.2馬力)のメーカー希望小売価格が123,200円〜130,900円(税込)です。

今回の110件のうち69件は、この123,200円より安い掲載でした。

ただし、中古の安い掲載には、燃料漏れや部品の割れが説明文に書かれたものもあります。「中古なら新品より安い」と決めずに、状態と保証を含めて比べてください。

引き取りと運び方

UMMの掲載には、「お引渡し限定」「陸送をご希望の場合、お客様自身でお手配ください」と書かれたものがありました。

軽トラックに積めるか、積み込みを手伝ってもらえるかも、先に確かめておくと安心です。

今の耕運機を手放すなら

代理店の営業で農家を回っていたころ、「この機械、金になるかね」と聞かれることがありました。

機械の金額は、型式と状態を見た業者にしか出せません。

今回数えたのは「売りに出ている価格」で、買取の金額とは別です。

買取業者が公表している実績は、耕運機の買取相場と管理機の買取相場にまとめました。

(PR) 今の機械の金額を、複数社に聞く入口

記事で示せるのは幅までです。自分の機械の金額は、型式と状態を見た業者にしか出せません。下のサービスなら無料・最短30秒の入力で、最大5社から見積もりの連絡が届きます。1社の金額を基準にせず、並べてから決めるための入口として使ってください。

30秒で最大5社ラクラク見積【農機具買取査定君】

無料・最短30秒の入力で、最大5社から見積もりの連絡が届きます。サイトの使い方の問い合わせは24時間365日受付(フリーダイヤル)

申し込みの前に知っておきたい点は農機具買取査定君の使い方に書きました。

よくある質問

Q. 耕運機の中古相場はいくらですか?

A. 2026年10月18日にUMMで数えた耕運機・管理機110件は7,000円〜880,000円、中央値は98,000円でした。

半分の56件が10万円未満、94件が20万円未満です。

掲載価格であり、成約した価格ではありません。

Q. ヤンマーの耕運機の中古は、いくらくらいですか?

A. 同じ日のヤンマー18件は36,500円〜880,000円、中央値124,000円でした。

最高の88万円は乗用耕うん機(AC-10V)で、それを除くと17件すべてが23万1,000円以下です。

Q. 中古の耕運機は、どのメーカーが安いですか?

A. このデータからは言えません。

中央値はクボタ144,500円・イセキ104,115円・ヤンマー124,000円・ホンダ81,675円・三菱68,000円でしたが、載っている機械の大きさが違います。

Q. 古い耕運機の部品は、まだ手に入りますか?

A. 井関農機のよくあるご質問では、耕うん機の補修用部品の供給年限は、日本農業機械工業会のガイドラインで製造打ち切り後9年とされています。

個別の部品は販売店に問い合わせてください。

まとめ

  • 耕運機の中古は、UMMの掲載110件(管理機を含む)で7,000円〜880,000円、中央値98,000円
  • 半分の56件が10万円未満、94件が20万円未満。30万円以上は6件だけ
  • メーカー別はクボタ32件・イセキ20件・ヤンマー18件・ホンダ13件・三菱13件。ホンダは最高でも12万8,000円
  • 整備済みの中央値165,000円は、未整備の74,000円の2倍以上
  • 使用時間は全件空欄。整備の状況・部品がまだ出るか・引き取りの条件を確かめる

あわせて読みたい

参考文献・出典

UMM以外のページは2026年10月18日に開いて確認しました。

価格と掲載内容は変わります。

─ 産地直送・目利き保証 ─

🏮 さんぼう君の新鮮市場

現場を知る大将が「間違いない肉と野菜」だけを並べました。肉のふるさと納税・お取り寄せ・野菜定期便 →


─ さんぼう君よりひとこと ─

この記事は、農業と畜産を営む家で育った経験と、飼料営業として担当エリアの現場で見聞きしたことに基づいています。 個別の経営判断は、必ず担当の税理士・士業・JA・農業委員会等にご相談ください。

この記事を書いた人

さんぼう君

実家は農業と畜産。その実家の「売り先が限られている/やり方次第でもっと稼げるはず」 という課題を追ううちに、畜産・農業経営の知識を深く積み上げてきました。 現場で学んだ「リアルな農業経営」を、業界外の人にもわかる言葉でお伝えしています。

→ さんぼう君について詳しく